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2025.07.26.

大規模修繕の周期と適切なタイミングとは?~塗装や防水工事を計画的に~

マンションの寿命を延ばし、住民の安心・安全な暮らしを維持するために不可欠なのが大規模修繕工事です。

特に、宮城県仙台市のように四季の寒暖差や降雪のある地域では、外壁や屋上の劣化が早く進行しやすくなります。

「そろそろ修繕の時期かな…」と感じていても、どの工事をいつ行うべきか判断に迷うことも多いのではないでしょうか?

本記事では、大規模修繕の基本的な周期や、守ることで得られるメリット、見逃してはいけないサインなどをわかりやすく解説します。

目次

1.大規模修繕とは?目的と重要性

2.修繕周期の基本:12年が目安と言われる理由

3.工事項目別に見る修繕の周期

4.早めに修繕が必要となるケース

5.修繕周期を守ることで得られる3つのメリット

6.仙台エリアで大規模修繕を進める際の注意点

7.まとめ

大規模修繕とは、外壁や屋上、鉄部、給排水設備などマンション全体にわたる計画的な修繕工事のことを指します。

小規模な補修とは異なり、建物の経年劣化に対応し、建物全体の安全性・快適性を長期的に保つことが目的です。

修繕のタイミングを逃してしまうと、雨漏りやタイル剥落といった重大なトラブルにつながることもあるため、「予防的な修繕」が大切とされています。

国土交通省の「長期修繕計画ガイドライン」では、マンションの大規模修繕はおおむね12年ごとに実施することが推奨されています。

この12年という期間は、多くの建材・防水材・塗料などの耐用年数に基づいて設定されたもので、一般的に以下のような流れで進みます。

  • 1回目:築12~15年頃(外壁塗装・屋上防水など)
  • 2回目:築25~30年頃(共用設備の劣化対応も含む)
  • 3回目以降:築40年以上(大規模な構造補修を検討)

ただし、これはあくまで目安であり、建物の構造や立地条件、施工状況によって前後します。

そのため、定期的な建物診断や劣化調査を行い、最適なタイミングを見極めることが重要です。

鬼澤塗装店では、仙台市を中心に外壁や屋根の無料診断、ドローンを活用した点検、専門スタッフによる劣化状況の報告書作成まで一貫対応しています。

「そろそろ築10年以上経つけれど、修繕時期はいつが良いのだろう?」とお悩みの方は、まずは診断・調査からお気軽にご相談ください。

大規模修繕で行う代表的な工事項目と、そのおおよその周期を以下にまとめます。

工事項目修繕の目安周期主な劣化症状例
外壁塗装約10~15年チョーキング、ひび割れ、
色あせ
屋上防水約10~15年膨れ、めくれ、漏水
シーリング打ち替え約10~12年ひび、硬化、隙間の発生
鉄部塗装(手すり等)約5~7年サビ、塗膜の剥がれ

各部位ごとに耐用年数が異なるため、「前回の工事から何年経ったか」を把握しておくことが大切です。

以下のような条件下では、想定より早く修繕が必要になることがあります

  • 海沿いや工業地帯にある物件(塩害・排気ガスの影響)
  • 施工時に使用された塗料や防水材の耐久性が低かった場合
  • 凍害・熱膨張など、気温差の影響を受けやすい環境
  • 大雨・強風など自然災害の直後

仙台エリアでは、冬季の凍結・融解が繰り返されることで起こるひび割れの発生や、湿気による苔・カビの発生なども注意すべきポイントです。

見逃してはいけない劣化のサイン

建物は劣化が進むにつれて様々なサインを発します。

これらのサインを早期に発見することで、大規模な損傷を未然に防ぎ、修繕費用を抑えることにつながります。

特に注意すべきは以下の点です。

外壁のひび割れや塗装の剥がれ

塗膜が劣化し、建材の保護機能が低下している可能性があります。チョーキング(壁を触ると白い粉が付く現象)も同様です。

屋上の水たまりや苔・カビ

排水不良や防水層の劣化の兆候です。放置すると雨漏りにつながります。

下記コラムでは、雨漏りの主な原因・雨漏りのサインについて解説しておりますので是非ご覧ください。

雨漏りは建物からのSOS!求められる早期対応とは?

✅シーリング材のひび割れや硬化

外壁目地のシーリング材が劣化すると、建物の揺れに対応できなくなり、雨水の侵入を許してしまうことがあります。

鉄部のサビや塗膜の膨れ

階段の手すりやパイプスペースの扉など、鉄部のサビは放置すると腐食が進み、強度低下につながります。

これらのサインを見つけたら、速やかに専門業者に相談し、診断を受けることが重要です。

① 建物の寿命が延びる

劣化した箇所を定期的に補修することで、構造体の損傷を防ぎ、長寿命化につながります

② 修繕費用を抑えられる

早めに手を打つことで、大規模な改修を避けられ、結果的にコストダウンにつながるケースもあります。

③ 入居者や住民の満足度アップ

建物が美しく、安全に保たれていれば、入居者の定着率や建物の資産価値も向上します。

仙台は寒暖差が大きく、積雪や凍結による影響を受けやすい地域です。そのため、以下のような点に配慮した修繕計画が望まれます。

  • 凍害に強い塗料・防水材の選定
  • 足場作業の安全性(特に冬季)
  • 地元業者ならではの気候対応ノウハウ

また、地域密着型の施工業者であれば、地元特有の劣化傾向に即した提案が可能です。

マンションの大規模修繕は、適切な周期で実施することで、建物の耐久性や資産価値を維持することができます。

仙台市でマンションやアパートを所有している方にとって、適切な修繕周期を知り、定期的に建物の状態を把握しておくことが、資産価値を守る第一歩となります。

「12年周期」を目安としつつ、建物の状況や長期修繕計画に基づいた適切なタイミングで実施することが重要です。

適切な周期で実施するためには、一度専門業者による建物診断を受けることもおすすめします。

「そろそろ修繕の時期かな」とお考えの方は、ぜひ鬼澤塗装店までお気軽にお問い合わせください。

著者情報

代表取締役 鬼澤 竜治

監修者

鬼澤 竜治 代表取締役

一級塗装技能士/外装劣化診断士/足場組立作業主任者/職長教育/安全衛生責任者/雨漏り診断士/ドローン操縦士/建築物石綿含有建材調査者講習

「鬼澤塗装店」代表の鬼澤竜治です。仙台市で地域密着型の塗装業務を行っており、創業70年以上の伝統を継承しています。父から受け継いだ「挨拶を大切に」「嘘をつかないこと」などの信念を胸に、誠実な施工をお約束します。私たちの経験と技術で、確かな塗装工事をご提供いたします。

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