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2025.05.08.

防水工事は4種類!特徴と施工の流れについて解説します


大規模修繕工事を計画する際、必ず考えなくてはならないのが「防水工事」。

建物の劣化を防ぎ、資産価値を維持するためには防水工事が欠かせません。

特にマンションやビルなどの大きな建物には、「屋上」「バルコニー」といった防水工事必須の箇所が戸建てよりも多くございます。

仙台は「夏は暑く、冬は寒い」「梅雨は大雨、冬は大雪」といった気候なので、寒暖差や降水量(積雪量)を考慮して防水工事を行う必要があります。今回のブログではそんな防水工事について、種類や特徴、施工の流れについてイチからご説明いたします!

宮城県内・仙台市内で防水工事を考えているオーナー様は必見です!

  1. 防水工事の重要性
  2. 防水工事の種類と特徴
  3. 大規模修繕での防水工事の流れ
  4. 仙台で信頼できる防水工事業者の選び方
  5. まとめ

屋上やバルコニーは直射日光や風雨にさらされているので、建物の中でも特に傷みやすい部分です。

屋上防水の耐用年数は一般的に、10年~15年程だといわれています。

建物の屋上やバルコニーなど、雨や雪の影響を受けやすい箇所の防水が適切に機能しないと、雨漏りの発生に繋がります。
雨漏りしてしまうと、修繕費用が高額になる可能性もあります。

仙台は梅雨の長雨や冬の積雪など、年間を通して降水量が多い地域です。

また、寒暖差が大きいため、建材が膨張・収縮を繰り返しやすく、トップコートのひび割れ防水層の劣化が進みやすい環境だといえます。

トップコートのひび割れ程度ならば、すぐに雨漏りを引き起こす可能性は低いです。
しかし、そのダメージが防水層まで及んでいる場合は、大規模な防水工事が必要になります。

深刻な症状を引き起こす前に、プロの目で診断してもらい、適切な防水工事を施すことが重要です。


防水工事は大きく分けて4種類あり、それぞれ用いる材料や工法が異なります。

また、屋上やバルコニーの形状によっては施工が難しいものもあるため、特徴をきちんと押さえておくことが大切です。

◆ウレタン防水(耐久年数10年~15年程度)

液体状のウレタン樹脂を塗布し、防水層を形成する工法です。
高い柔軟性を誇るので、地震などの揺れによるひび割れを防ぐ性質があります。

ウレタン防水には「密着工法」「通気緩衝工法」の2種類の工法があります。

密着工法は液体の樹脂を塗布する工法なので、複雑な形状の場所であっても施工できるという特徴があります。

それに対し通気緩衝工法は、間に通気緩衝シートという通気性の良い素材を挟むため、水蒸気が原因となって発生する「膨れ」を防ぐ効果があります。

弊社ではオルタス仙台ビルの大規模修繕工事の際に、ウレタン防水の「密着工法」と「通気緩衝工法」の2つの工法を用いて施工しています!

※オルタス仙台ビルの施工事例はこちらから

◆シート防水(耐久年数13年~18年)

塩ビシートやゴムシートを張り付ける工法です。耐久性に優れており、工事以前の防水の種類を問わずに施工できるので、大規模修繕でもよく用いられます。

シート防水には「密着工法」「機械固定工法」の2種類の工法があります。

密着工法はシートを専用の接着剤で貼り付ける工法です。機械を使わないので、狭い場所での防水工事に適しています。

それに対し機械固定工法では専用の機械を使用してシートを貼り付けます。密着工法と異なり、下地とシートの間にあえて隙間を設けることで、水蒸気が逃げやすい構造になっています。

シートを張る工法なので、広く平らな部分におすすめの防水工事です。

◆FRP防水(耐久年数10年~15年)

ガラス繊維で強化したプラスチック樹脂を使用する工法で、軽量かつ高い耐久性を持ちます。
また、継ぎ目のないシームレスな仕上がりになるので、継ぎ目から水が入り込む心配もありません。

そんなFRP防水の弱点は伸縮性が低い点です。建物の揺れに耐えられずひび割れが発生することが多いので、地震の多い仙台においては特に注意が必要です。

バルコニーなどの、狭く限定的な場所の施工に適しています。

◆アスファルト防水(耐久年数15年~20年)

アスファルトを含んだ防水材を重ねる工法で、高い防水性能を誇ります。大型建築の屋上などで採用されることが多いです。

アスファルト防水には「常温工法」「トーチ工法」「熱工法」の3種類の工法がありますが、基本的に大規模修繕工事においてはトーチ工法と常温工法が採用されることが多いです。
トーチ工法はバーナーで防水材の裏面を溶かしながら接着していく工法です。熱を使うため接着性が高く、防水効果も抜群です。

それに対し常温工法は熱を使わずに防水材を密着させる工法です。火を使わないのでどのような場所でも施工できます。

どの防水工事も現場の状況(形状や広さなど)により向き不向きがございます。

一度、塗装・防水のプロに現場の調査を依頼し、最も適切な防水工事を選択していただくことをおすすめいたします!


◆現地調査と診断

防水層の劣化状態を詳細に調査し、ひび割れや剥がれ、膨れなどがないか診断します。
鬼澤塗装店では診断報告書を作成し、劣化状況や診断の根拠を明確にお伝えしております。

◆お見積もりの作成

調査結果を基に工法を選定し、お見積もりを作成します。この際、オーナー様のご希望をヒアリングしながら、最適なご提案をさせていただきます。

鬼澤塗装店では現場調査~お見積りのお渡しまで無料で承っております。

◆入居者様や近隣の方へのご挨拶

工事計画が定まったら、入居者様や近隣の方にご挨拶を行います。
直接ご挨拶を行うほか、エレベーター内や掲示板などに貼り紙をしてお知らせも致します。

◆施工・現場の管理

防水工事が始まってからは、現場の管理担当者が施工管理を行います。高品質な施工を実現するため、担当者が定期的に点検・確認を行います。

◆アフターサービス・定期点検

鬼澤塗装店の施工には保証がございます。工事完了後も定期的に点検を行い、長期間にわたって防水性能を維持できるように管理させていただきます。

※大規模修繕工事の流れについてはこちらをご覧ください


仙台で防水工事を依頼する際は、以下のポイントに注意して業者を選びましょう。

信頼できる業者を選ぶことで、施工品質を確保し、長期間にわたって建物を保護することができます。


屋上やバルコニーは紫外線や風雨の影響を受けやすいため、定期的なメンテナンスが必要になります。

防水工事は大きく分けて4種類あり、どれもメリット・デメリットがありますので、一度プロに診断してもらうことをおすすめいたします!

鬼澤塗装店では現場調査~お見積り作成まで無料で承っております。また、保証やアフターサービスも充実しておりますので、オーナー様にご安心いただいております。

鬼澤塗装店は、宮城県仙台市で外壁塗装・屋根塗装・防水工事・タイル工事などにこだわり約80年!
豊富な実績と確かな技術力を活かし、オーナー様にとって最良の工事をご提案いたします。

宮城県内・仙台市内で防水工事を検討されている方のご参考になりましたら幸いです!

著者情報

代表取締役 鬼澤 竜治

監修者

鬼澤 竜治 代表取締役

一級塗装技能士/外装劣化診断士/足場組立作業主任者/職長教育/安全衛生責任者/雨漏り診断士/ドローン操縦士/建築物石綿含有建材調査者講習

「鬼澤塗装店」代表の鬼澤竜治です。仙台市で地域密着型の塗装業務を行っており、創業70年以上の伝統を継承しています。父から受け継いだ「挨拶を大切に」「嘘をつかないこと」などの信念を胸に、誠実な施工をお約束します。私たちの経験と技術で、確かな塗装工事をご提供いたします。

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