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2025.09.06.

工場屋根塗装の事例|仙台・宮城で遮熱・防水・防錆を実現

仙台や宮城の工場では、夏場の暑さ対策だけでなく、屋根の防水性や錆対策も重要な課題となっています。

金属屋根は直射日光や雨の影響を受けやすく、遮熱性や防水性が低下すると作業環境や設備にも影響を及ぼす恐れがあります。


本記事では、実際に仙台市で行った工場屋根塗装の事例をもとに、施工前の劣化状況や塗装工程、そして遮熱・防水・防錆の効果について詳しくご紹介します。

工場塗装をご検討中の企業様にとって、建物の維持管理や快適な作業環境づくりの参考になれば幸いです。

1.工場塗装を行った背景と多く寄せられるお悩み

2.施工前の屋根の劣化状況

3.工場屋根塗装の施工工程

4.遮熱・防水・防錆の3つの効果

5.まとめ 仙台・宮城で工場塗装をご検討の方へ

今回ご紹介するのは、宮城県内で実施した屋根塗装の施工事例です。

夏場の工場内は屋根からの熱の影響を強く受け、室温が35℃を超えることもあり作業環境が非常に厳しくなります。工場塗装のご相談では「夏の暑さによる作業効率の低下」「従業員の体調管理への不安」といった声が多く寄せられています。

さらに工場の屋根は広い金属面で構成されていることが多く、錆の発生や防水性の低下も大きな課題となります。雨漏りに発展すれば設備や製品にも影響する恐れもあるため、塗り替えは「暑さ対策」に加えて「防水・防錆」の観点からも欠かせません。

現地調査では屋根全体の状態を詳細に確認し、複数の劣化症状が見受けられました。工場の屋根は長年、強い日差しや風雨にさらされるため遮熱性や防水性が低下しやすく、金属部分では錆の進行も避けられません。こうした劣化は見た目の問題だけでなく、雨漏りや室内温度の上昇、設備への影響など実務面でもリスクにつながります。

今回の現地調査で見つかった劣化症状は次のとおりです。

屋根全体の退色

外線や風雨の影響により屋根全体に退色が見られました。仙台・宮城の工場塗装において、このような退色は遮熱性能の低下につながり、夏場には室内温度の上昇を招きやすくなります。結果として従業員の作業環境や熱中症対策にも関わるため、早めの塗装メンテナンスが効果的です。

錆の発生

塗膜が剥がれ錆が発生しています。このような錆の発生は屋根材自体の耐久性を損ない、防水性能の低下にもつながります。早めに防錆処理と再塗装を行うことで劣化の進行を抑え、建物全体を長く守ることが可能です。

シーリングの劣化

継ぎ目部分のシーリングが劣化し、隙間が生じていました。シーリングは防水性を保つ重要な役割を担っていますが、経年劣化によって柔軟性を失うと、このように割れや隙間が生じます。

隙間から雨水が侵入すると、屋根内部や建物内への漏水のリスクが高まります。そのため、遮熱塗装や再塗装とあわせてシーリング補修を行うことが重要です。

上記のような症状は放置すると暑さ対策だけでなく、防水性・耐久性の低下にもつながります。

雨漏りに関する詳しい調査は弊社で行った【仙台の工場で雨漏り調査を実施しました!~調査方法と見つかった劣化症状~】もぜひご覧ください!

今回の工場屋根塗装工事では、以下の流れで工事を進めました。

①高圧洗浄

長年蓄積した汚れや劣化した塗膜を洗浄します。塗料が屋根に均一に密着しやすくなります。

②ケレン作業

錆や古い塗膜を除去し、塗料の密着性を高めるために下地を整えます。特に錆が目立つ部分では入念に行い、再発防止につなげます。

➂使用材料

アステックペイントの【シャネツトップワン】を使用します。工場塗装で効果的な遮熱塗料のひとつがアステックペイントの「シャネツトップワンSi-JY」です。シャネツトップワンSi-JYは、仙台・宮城の工場塗装においても効果的で、屋根の遮熱性と耐久性を高めるためによく採用されています。

シャネツトップワンの遮熱効果や実際の測定データは【仙台・宮城の工場塗装で熱中症対策!屋根遮熱塗装と劣化診断のポイント】でもご紹介しています!

④錆止め塗布

錆発生箇所に錆止めを塗布します。錆の進行を防ぎ、耐久性を向上させる効果があります。

⑤下塗り

上塗り塗料を密着させること、耐久性を高めることを目的としています。

⑥上塗り

色ムラをなくし外壁の美観を高めるとともに建物の防水性能や耐久性を向上させる役割があります。

このように、洗浄・下地処理・防錆・下塗り・上塗りの各工程を丁寧に行うことで、遮熱・防水・防錆の効果を最大限に引き出します。

工場の屋根塗装は、単に見た目を整えるだけでなく「遮熱・防水・防錆」という重要な役割を担っています。特に仙台や宮城のように夏の猛暑や台風、積雪など気候の影響を受けやすい地域では、これら3つの効果を組み合わせることで建物を守り、従業員の作業環境を改善することにつながります。以下では、それぞれの具体的な効果について解説します。

遮熱効果

近赤外線を反射する塗料を用いることで、屋根の表面温度を15~20℃低下させ工場内の室温上昇を抑制し、熱中症対策や空調効率の改善に繋がります。

防水効果

下塗り・上塗りの塗膜で屋根を保護し、雨水の侵入を防止します。シーリング補修などと併用することで雨漏りのリスクを大幅に低減できます。

防錆効果

錆止め処理を施すことで、金属屋根の弱点である錆の進行を防ぎ長期的な耐久性を確保、補修コストの抑制につながります。

これら3つの機能を組み合わせることで、工場屋根の快適性・安全性・長寿命化を同時に実現できます。

工場屋根は金属製で面積が広いため、直射日光や風雨の影響を強く受けます。 今回の仙台市での事例のように、遮熱塗装で暑さ対策を行うだけでなく、防水性能の回復や錆止めによる耐久性強化も大切なポイントです。

鬼澤塗装店では、仙台市をはじめ宮城県全域で工場・倉庫の塗装を承っております。 「工場内の暑さを改善したい」「屋根の錆や雨漏りが気になる」といったお悩みがございましたら、ぜひお気軽にご相談ください。

著者情報

代表取締役 鬼澤 竜治

監修者

鬼澤 竜治 代表取締役

一級塗装技能士/外装劣化診断士/足場組立作業主任者/職長教育/安全衛生責任者/雨漏り診断士/ドローン操縦士/建築物石綿含有建材調査者講習

「鬼澤塗装店」代表の鬼澤竜治です。仙台市で地域密着型の塗装業務を行っており、創業70年以上の伝統を継承しています。父から受け継いだ「挨拶を大切に」「嘘をつかないこと」などの信念を胸に、誠実な施工をお約束します。私たちの経験と技術で、確かな塗装工事をご提供いたします。

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