2025.08.30.
仙台・宮城の工場塗装で熱中症対策!屋根遮熱塗装と劣化診断のポイント
近年の猛暑は記録的な暑さを更新し続け、夏場の工場内環境は過酷さを増しています。
特に金属屋根の工場では、真夏に屋根の表面温度が60〜70℃に達し、室内はまるでサウナのような状態になることもあります。
こうした状況は作業効率の低下だけでなく、従業員の健康にも直結します。
2024年4月には、労働安全衛生規則が改正され、事業者による熱中症対策が義務化されました。
仙台・宮城でも「工場内が暑すぎて作業に支障がある」というご相談が増えております。
今回は、現場調査で見えた工場屋根の劣化症状と、熱中症対策として有効な遮熱塗装、そしておすすめの高性能塗料「シャネツトップワン」についてご紹介します!
工場塗装を検討されている企業様や、工場の暑さ対策をお考えの方にとって少しでもご参考になれば幸いです。
先日、宮城県内(仙台市を含む地域)や秋田県などの工場にて現地調査を行い、屋根や外壁の状態を確認しました。
仙台や宮城エリアでは、積雪や強風、台風による影響も大きく向上の屋根や外壁に劣化症状が現れやすいのが特徴です。
大きな工場の全貌を把握するためには地上からの確認だけでな不十分なため、「ドローン」による空撮調査が必須となります。
屋根全体の状態や、外壁の高所部まで効率的に確認できるため、仙台・宮城の工場調査でも広く活用されています。
今回の現地調査時に見受けられた主な劣化症状は、仙台・宮城で工場塗装が必要とされる代表的なサインでもあります。
屋根の全体的な退色
紫外線や風雨の影響により屋根全体に退色が見られました。仙台・宮城の工場塗装において、このような退色は遮熱性能の低下につながり、夏場には室内温度の上昇を招きやすくなります。結果として従業員の作業環境や熱中症対策にも関わるため、早めの塗装メンテナンスが効果的です。
ナットの錆の発生
ナット部分に錆が発生しています。工場屋根ではナット周りは特に劣化しやすく、錆が進行すると防水性や遮熱塗装の効果低下を招く恐れがあります。工場塗装で適切に処理することで、屋根の耐久性を守り、快適な作業環境維持につながります。
チョーキング現象の発生
塗膜の樹脂が劣化して顔料が析出しているチョーキング現象が確認されました。触れると手に白い粉が付着する状態で、遮熱塗装の反射性能も落ちやすくなります。再塗装により遮熱性を回復させることが、熱中症対策にも直結します。
シーリングの劣化
継ぎ目部分のシーリングが劣化し、隙間が生じていました。雨水が侵入するリスクがあるだけでなく、遮熱塗装の効果を長持ちさせるためにもシーリング補修は欠かせません。
塗膜の剥がれ
塗膜の剥がれが見受けられます。防水機能が低下している状態です。素地に直接雨水が当たるので、錆の発生と遮熱機能の低下を招きます。適切な再塗装により、建物保護と暑さ対策を両立できます。
屋根の塗膜は長年にわたり紫外線や風雨の影響を受け、色褪せや塗膜の剥離が進み、防水機能が低下していました。さらにボルト周辺には錆が発生し、表面にはチョーキング(白い粉)の現象も確認されました。こうした劣化は防水性や耐久性を低下させるだけでなく遮熱効果も弱まり、仙台や宮城の工場における夏場の室内の温度上昇を招く可能性があります。
これらを改善するためには、表面の汚れや劣化した塗膜を高圧洗浄などでしっかり除去し、防錆性能を備えた下塗り材を使用します。その後、中塗り・上塗りの計3工程で再塗装を行うことで、防水性・耐久性に加え、遮熱効果も回復させることができます。
工場の屋根塗装は、見た目を美しく保つだけでなく、「暑さ対策」と「建物保護」を同時に叶える手段です。
遮熱塗料には、太陽光の中でも熱の原因となる近赤外線を反射する成分が含まれており、屋根表面の温度上昇を大幅に抑えることができます。
遮熱塗装には次のようなメリットがあります。
屋根表面温度を最大15~20℃低下
工場内の温度上昇を抑え、作業環境を改善
空調効率アップによる省エネ・冷房費削減
夏場の作業環境を整えることで、従業員の体調管理や生産性向上にもつながります。
工場塗装において特に重視されるのが「遮熱塗装」です。
戸建て住宅と比べて、工場の屋根は金属製で面積が広く、熱が伝わりやすい構造になっています。そのため、夏場は屋根表面温度が急上昇し、室内の作業環境にも大きく影響します。特に今年は宮城県内や仙台市内をはじめ、東北地方でも連日30℃を超える日が多く、熱中症対策の一環として「遮熱塗装」を導入する工場が増えています。
そこで、工場塗装で効果的な遮熱塗料のひとつがアステックペイントの「シャネツトップワンSi-JY」です。シャネツトップワンSi-JYは、仙台・宮城の工場塗装においても効果的で、屋根の遮熱性と耐久性を高めるためによく採用されています。
この塗料は暑さの原因となる近赤外線を効果的に反射し、屋根の温度上昇を抑えます。また、防錆性能を備えており、下塗りなしでも施工できるため、工期の短縮にもつながります。
さらに、実際の測定結果でも効果が実証されています。
遮熱塗料の効果
【測定条件】
物件データ:福岡県春日市 不動産事務所
色:トゥルーホワイト
外気温:33.3℃
■表面温度の比較
左側が「塗布部分」、右側が「未塗布部分」です。
測定結果では塗布部分が43.1℃、未塗布部分が60.3℃と約17.2℃の差が確認されました。
■サーモグラフィー比較
サーモグラフィーでも、シャネツトップワンを塗布した部分は青~緑色の低温域を示し、未塗布部分は赤~黄色の高温域になっているので遮熱効果の違いが一目でわかります。
※画像提供:アステックペイント
※効果は施工条件や環境により異なります。
このようにシャネツトップワンSi-JYは『遮熱性』・『防錆性』・『施工効率』などが揃った高性能塗料です。仙台・宮城野工場塗装においても有効で、夏場の工場内の温度を下げることが従業員の作業環境改善・熱中症リスク低減・空調費削減にもつながります。
工場屋根は、夏の直射日光により過酷な環境にさらされています。
遮熱塗装によって屋根の温度上昇を抑えることで、作業環境の改善、省エネ、建物保護といった複数の効果を得ることができます。
「シャネツトップワン」を使用した屋根塗装は、熱中症対策が義務化された今だからこそ、企業としての安全配慮や経営効率の面でも非常に有効な手段です。
鬼澤塗装店では、仙台市および宮城県全域で、工場・倉庫の遮熱塗装を承っております。
仙台・宮城県内で「屋根の劣化が気になる」、「工場内の暑さを改善したい」といったお悩みをお持ちの方は、どうぞお気軽にご相談くださいませ。