2025.05.27.
【オルタス仙台ビル⑮】ウレタン防水の2つの工法について
こんにちは。
宮城県仙台市・山形県の大規模修繕工事施工店 鬼澤塗装店です。
2024年10月上旬より、仙台市青葉区のオフィスビル「オルタス仙台ビル」の
大規模修繕工事が始まりました。
外壁のデザインが素敵なビルですが、築年数が30年以上ということもあり、
かなり劣化が見られる状態でした。
今回は屋上防水工事の様子についてお伝えします。
オルタス仙台ビルでは、「塩ビシート防水(機械式固定工法)」と
「ウレタン防水(密着工法・通気緩衝工法)」で防水工事を行いました。
このブログでは「ウレタン防水(密着工法・通気緩衝工法)」について解説します。
ウレタン防水には、大きく分けて
「密着工法」と「通気緩衝工法」の2つの工法があります。
「密着工法」は下地と防水層が密着する工法です。
液状のウレタン塗膜で施工するため、複雑な形状の場所に対応できるというメリットがあります。
これに対し「通気緩衝工法」は、
下地と防水層の間に通気緩衝シートを敷く工法です。
このシートによって、下地と防水層の間の水分を逃がし、塗膜の膨れを防ぐことができます。
実際の施工の流れを説明いたします。
【密着工法】
◆施工前の状態
防水機能が低下している状態です。
◆下地処理後、ベース塗布
◆トップコート塗布
◆施工後の状態
防水機能が復活しました。
凹凸の激しい部分もしっかりとウレタン塗膜を塗り込んでいます。
【通気緩衝工法】
◆施工前の状態
防水機能が低下している状態です。
◆下地処理後、通気緩衝シート敷設
目地部分にベースを塗布し防水機能を高めます。
◆ベース塗布
◆トップコート塗布
◆施工後の状態
防水機能が復活しました。
通気性も良いため膨れの心配もございません。
下地の水分を逃がすため脱気筒も取付けています。
次回は石貼り部分の貼り替えについてお伝えします!
ビルの大規模修繕工事は、老朽化によるリスクを防ぎ、
建物の価値を高めるために必要不可欠な工事です。
入居者の皆様、近隣の皆様にもご理解とご協力をいただきながら、
安全第一で進めてまいります。
地域密着型の施工店だからこそ、「安心」をご提供できる。
宮城県仙台市・山形県のアパート・マンション・ビルの大規模修繕工事も
鬼澤塗装店にお任せください!